はじまりのストーリー
ここは那外樹(なぞとき)市にある脱出ゲーム専門店。二か月に一回ほどのペースで新作のルーム型脱出ゲームを打ち出すことで有名な店舗だ。今日もそこでは来月公開予定のゲームの調整が行われていた。
スタッフA「あれ、一人だけ?他の人は?」
スタッフB「制御用のPCの不調で修理機材の買い出しに。3時間くらいは戻らないとのことで」
スタッフA「そっか。じゃあできることを進めておこうかな。ルームの中を見てくるよ」
スタッフB「なら、バックヤードの確認に」
そう言って、スタッフAはゲーム用の部屋へ、スタッフBは未配置の謎や調整中の物が置いてある裏へ向かった。
――数分後
スタッフA「今ある分の配置はOKだね。さて戻ろう」
スタッフAはルーム内の配置作業を終え、部屋を出ようとドアに近づく。と、そこで異変に気付いた。
スタッフA「あれ!?ドアが開かない」
ガチャガチャと何度かドアを開けようと試していると、外から走ってくる誰かの足音が聞こえてきた。
スタッフB「制御PCのエラーでこちらからはカギを開けられなくなってしまったみたいなんだ。でも、幸いそこは脱出ゲーム用の部屋、普段提供しているゲームと同じように脱出用の最終パスワードを入れれば出られるはず」
スタッフA「さすがに覚えてないんだけど、どこかにメモしてないの?」
スタッフB「そのデータも全てPCの中で……。だから今から脱出ゲームをするしかない。こっちにある未配置の謎と既に中にある配置済みの謎を共有しながら解いていけばパスワードは導ける」
スタッフA「えっと、スマホ、スマホ……。あぁ、しまった。ロッカーの中だ。写真を撮って謎を送ることはできないから何とか言葉で伝えていくよ」
スタッフB「了解。会話はルーム内とバックヤードを繋ぐ館内無線があるから問題ないね」
――最終目標は〈ドアを開けるためのパスワードを導くこと〉
脱出ゲームからの脱出 START
ゲーム全体について
舞台はルーム型脱出ゲームを展開する店舗で、そこのスタッフAとスタッフBに分かれて遊びます。ゲーム中は互いの画面を見てはいけません。声や文字で伝達しながら遊ぶことを想定して作られています。
ヒントページもありますので、適宜ご活用ください。
プレイ環境について
LINEやDiscordなどリアルタイムで通話が可能なアプリの使用を推奨します。情報の伝達に時間がかかりますが、チャットでも一応遊べます。
プレイヤーの少なくとも一人がパソコンを使える状況で遊ぶことをお勧めします。
プレイヤー選択について
スタッフA役(閉じ込められた側)、スタッフB役(外から指令を出す側)に分かれます。2人の場合は1人ずつ、3人以上の場合は一つの役に複数人が入ります。プレイヤー全員がパソコンを使える状況なら選択は自由ですが、パソコンを使えない人がいる場合はその人がスタッフB役を担当する必要があります。スタッフA役はパソコンの使用を強く推奨します。
ユドナリウム準備について
本ゲームではユドナリウムというweb上のアプリを使用します。アプリ自体はブラウザから使用できるため、別途ダウンロードする必要はありません。
スタッフA役の方はZIPファイル(本ゲームデータ)をパソコンにダウンロードし、ユドナリウムの準備を整えます。ダウンロードボタンと準備の説明はスタッフA用をクリックした先にあります。パスワードはBOOTHまたはnoteから確認してください。
スタッフB役の方はネタバレになるので、閲覧してはいけません。
準備が整ったらゲームを始めましょう。
この先はスタッフB役のみ閲覧できます。パスワードは同じくBOOTHまたはnoteから確認してください。スタッフA役はこのホームページを閉じてしまっても問題ありません。