沈黙のホテルで四重奏を

プレイ人数:4人 GM不要

プレイ時間:120分程度

 

4人未満ではゲームを成立させることが難しいです。

5人以上の場合、同じキャラを複数人で演じることはオススメできませんので、進行役を担ったり、観戦に回っていただくのが良いかと思います。

マーダーミステリー
エピローグ

【進め方】

​1.進行役を決めます。マーダーミステリー経験者がいれば、その方に任せると良いかもしれません。

  進行役は全員で見ている画面のシナリオを読んだり、次のページへ進む際の声掛けをしたりします。

2.全員でプロローグを確認します。キャラクターの雰囲気紹介も兼ねています。

3.キャラクターを選択します。

※プロローグの読み合わせをしたい場合や事前にハンドアウトを読みたい場合は2と3を逆にしてください。

4.それぞれが担当のキャラクターシートを読みます。人に聞こえるように読み上げてはいけません。

  また、担当以外のキャラクターシートを見てはいけません。

5.全員で推理ページに進みます。それぞれが持つ情報をうまく使いながら議論をしてください。

6.結論を出します。結論の宣言の仕方は推理ページの説明に従ってください。

7.全員でエピローグを読みます。

​(8.感想戦をします)

【ポイント】

・全員が嘘をつきすぎるとわけが分からなくなります。嘘はほどほどに。

・自分が持つ情報はできるだけロールプレイで伝えましょう。

 △「僕は10:00に部屋でお茶を飲んでいたと書いてある」

 ◎「10:00?僕は確か部屋でお茶飲んでたよ

・話し合いに参加しなかったり、最初から全て自供したりといったゲームの本質を損なう行為は

 しないように心がけましょう。

プロローグ

わたしの名前は Miss Murder

今から わたしが出会った

ある事件について お話します

読みこみ 演じ切ることは大切ですが

ゆめゆめ物語の中に堕ち過ぎませぬように

ここはE’s Hotel(イーエスホテル)。Enigburgh(エニグバラ)郊外にある個人経営の小さなホテル。こじんまりとしているが、ラグジュアリーさもある洗練された空間。客室は4つ、ハイシーズンでも全て埋まることは稀である。経営はボチボチ、オーナーの人柄とお得意様のおかげで何とか成り立っている。従業員はシェフに清掃員、そしてフロント係。もともと最低限のスタッフしかいないというのに、今日はオーナーがお休み、清掃員は無断欠勤だ。

 

Sue「はぁ。なぜ今日に限って客室が全部埋まっているのかしら」

 

フロント係のスー・クルーは予約表を見ながらため息をついた。もうすぐチェックインの開始時刻になる、と時計に目をやったところで、駐車場に1台、白い車が入ってくるのが見えた。

 

Sue「いらっしゃいませ、E’s Hotelへようこそ」

 

 

ジョーカー・馬場は腕時計を見てから車を降りた。15時の1分前。さすがにチェックイン時間ぴったりに来るような客は他にいないようだ。このホテルに来るのは3回目だが、都市部から離れていて周囲に人影があまりないのを気に入っている。サーカス団に所属していて、普段は人に見られる仕事をしているため、休暇の際にはこういう閑散とした場所を選びがちだ。ホテルの中に入り、正面のフロントをじっと見る。ここのオーナーは決まった曜日に休みを取ることが多いらしいが、やはり今日もいない。浮気相手にでも会う曜日なのだろうか。

 

Sue「お客様?」

 

声をかけられて、周囲を見渡していた視線をフロント係に戻す。

 

Joker「すみません。チェックインを」

 

 

日が傾き始めたころ、白の乗用車がホテル敷地内に入ってきた。マッグ・エニーはカバンを大事そうに抱えながら車を降りた。有名グループの大きなホテルではないとはいえ、こんなラグジュアリーな空間に自分は似合わない、そう思うと少し緊張してしまう。フロントには女性のスタッフ1人しかいなかった。その女性の柔らかい声と笑顔に安心する。

 

Mag「マッグ・エニーです。チェックインをお願いします」

 

 

 

テス・プレーは前を歩いていた女性から数分遅れてホテルに入った。フロントではその女性が手続きをしているところだった。女性が持っているカバンは旅行用というよりはビジネスカバンに近い。そのカバンの外ポケットから覗く社員証を見つけて、テスはくすっと笑う。手続きを終えたらしい女性は予約表にルームキーにハンカチ、そしてカバンを持って歩き出す。そんなにたくさん手に持っては、と思ったところで、女性の手からハンカチがこぼれ落ちる。

 

Tess「失礼、マダム。こちらを落とされましたよ」

Mag「あ、どうも」

Tess「銀行員のお仕事はご苦労も多いでしょうが、ここでの滞在中は肩の力を抜いてもよいかと」

Mag「えっ……どうして?」

Tess「出過ぎたことを失礼いたしました。職業病のようなものでして。それでは」

テスはハンカチを女性の手に乗せ、軽く会釈をした。踵を返してフロントに戻り、予約表を出す。

Tess「テス・プレーです。チェックインをお願いできますか」

 

 

西日が山端に沈むころ、黒光りする高級車が1台。運転手がドアを開けるのを待って、ベア・アーランは後部座席から降りた。入り口まで付いてこようとするのを制して、運転手からカバンを受け取る。アーラン財団、ベア学園の理事長、好きなものは富、権力、名誉。このホテルは主に富の欲求を満たす場所だ。

 

「いつもの部屋をお願いできますかな?」

 

――ここはE’s Hotel。Enigburgh郊外の小さなホテル。役者は揃い、夜は更けていく。

 

 

翌朝、8時。

ホテルスタッフの朝は早い。スーはモーニングコールを頼まれていたベア・アーランの客室へ電話をかける。プルプルプル、プルプルプル、プルプルプル……。応答はない。こういうとき

このホテルでは直接部屋に伺うことになっている。客室廊下へ行くと、アーランではない男性が部屋のドアの前にいた。

 

Tess「マスターキーはお持ちですか?」

スーの姿を見留めた男性――テス・プレーは少し早口でそう告げた。

Sue「は、はい……」

いつもはバッグヤードに置いているが、今日はオーナーも清掃員もいないのでスーが所持している。スーは、腰のポーチから鍵を取り出す。

Tess「私が先に部屋に入ることをお許しいただけますか?女性が見るべきではないものが中にあるかもしれませんので。私の予想が外れていればよいのですが……」

スーは、テスにマスターキーを手渡した。テスが鍵を開け、部屋の中に入る。一歩、二歩。

一瞬足を止めてから数歩。テスはベッドのそばで何かを確認して戻ってくる。スーからは何をしているか見えなかった。

Tess「警察に連絡をします」

Sue「えっと、いったい……」

Tess「ベア・アーランさんが亡くなっていました。申し遅れましたが、私は探偵です。宿泊客をどこか一か所に集めていただけますか。それから警察が来るまでこの部屋には誰も入れないように――」

 

 

 

――ここはE’s Hotel。Enigburgh郊外の小さなホテル。

 

お客様、朝になりました。殺人事件が発生いたしました。

XXX

​キャラクター選択

それぞれが演じるキャラクターを選択してください。他の人と同じキャラクターは選択できません。​誰がどのキャラクターを担当するかが決まったら、画像をタップ(クリック)してキャラクターページへ進んでください。自分が担当する以外のキャラクターのページは見ることができません。

​キャラクターページの確認時間の目安は15~20です。

マダミス
マダミス
マーダーミステリー
Miss Murderの事件簿
ミスマーダーの事件簿

被害者

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